幹細胞は人間の身体に元々備わった細胞で、怪我や病気・老化などによって損傷した細胞を
身体全体の機能を維持するため、新しく再生し補充する働きがあります。
この幹細胞の性質を利用して同じ成分物質を治療に用いることで、細胞の自己修復力を高める、
言わば「自然治癒力を高めて健康を維持する」治療が実現できます。
幹細胞培養上清液とは、歯髄・臍帯・骨髄・脂肪など体内に存在する幹細胞を培養するために利用した溶液の上澄み液のことです。
培養液から幹細胞と不純物を取り除いた後、滅菌等の各種処理を行い、作られます。
研究や実験の結果、幹細胞培養上清液は様々な治療に役立つことが判明し、多くの医療現場で使用されるようになりました。
培養中、幹細胞は増殖・成長するために「サイトカイン」や「成長因子」と呼ばれる様々な種類の生理活性タンパク質を放出します。これらは体内の組織や細胞の機能回復に重要な役割を果たし、損傷や老化などで衰えた細胞の回復を後押しするのですが、培養液には、この生理活性物質が何百種類も蓄積されていることが明らかになりました。
組織再生を促すのはもちろん、幹細胞から放出されているため、症状によっては幹細胞治療に近いレベルでの効果が期待されています。
培養上清
のみを回収
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皮膚や筋肉・末梢神経などの損傷した細胞を修復し、創傷治癒・機能回復する。
異常な免疫反応などでアレルギーがおきないよう、免疫機能を正常な状態に調整する。
動脈硬化などの血流の途絶に対して、新しい血管の形成や血流を良くする。
体内に発生した活性酸素を取り除き、細胞の老化やがん化・疲労を防ぐ。
高い効果に加え、手軽さも幹細胞培養上清液治療の特徴です。
自家組織ではなく凍結保存された上清液を使用するため、幹細胞採取や培養などが不要で、すぐに治療が可能です。
広く知られる幹細胞移植治療と比べ、コストが1/10ほどで類似した効果を感じられます。
※持続性は短いため、高い効果を得るには約15〜30分ほどの短い治療時間で完了し、当日から入浴や軽い運動などの日常生活も問題なく開始できます。
全身治療に効果的な様々な有効物質が含有される幹細胞培養上清液は、歯肉や歯髄・歯槽骨など、歯周組織にも高い効果を発揮します。
導入している歯科はまだ少ないですが、口腔内治療として注目が高まっています。
上清液の創傷治癒・組織修復の作用によって、手術等で傷を負った歯肉や歯槽骨の早期回復が期待されます。切開剥離や骨を削るため、時間がかかるインプラント手術の術後ケアには特におすすめしています。
歯周病や歯槽膿漏といった病気は、歯を支える多くの細胞や組織を破壊します。上清液の細胞成長・増殖といった再生能力によって、失われた歯周組織を再生し、健康な口腔内へ導いていきます。
インプラント手術など、術後や治療後は周囲炎の発症や神経損傷による麻痺や痺れ、感染症などに繋がる可能性があります。上清液の抗炎症・免疫機能調整作用で、リスクを最小限に抑えることができます。
大阪市中央区南船場3-4-26
最寄り駅:
地下鉄心斎橋駅・長堀橋駅より
それぞれ徒歩3分
診療時間:10:00〜13:00 / 14:30〜19:30
※上記の時間でご予約・カウンセリングのお問合せを受け付けております
休診日:日・祝日
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口腔内での使用方法
主に注射を用いて歯茎に投与します。口腔内の状態や症状等に合わせて治療方針を決定します。
ご不明点等があればご相談ください。